- ブランディングデザインの発想 ブランディングデザインの発想 お客様とのタッチポイントはブランディング
ブランディングデザインの発想
お客様とのタッチポイントはブランディング
CIの場合、企業目線で物事を捉えますので、トップダウンによる決定が基本になります。
つまり、社員によってプレゼンテーションが行なわれた後、最終的には企業の上層部にいる人間が「これにしよう」と決定を下すということです。
一方、ブランディングの場合はどうでしょうか。
ブランディングでは、お客様目線で物事を捉える形になります。
CIの要素である社章や社旗などももちろん視野に入れますが、それ以上に広告やパッケージといったお客様とのタッチポイントを重視し、物事を判断・決定していくのです。
1つ例を挙げるとするなら、1979年の白鶴酒造におけるケースが興味深いかもしれません。
当初、現在で言うところのブランディングデザイン会社に白鶴酒造が依頼したのはCIでした。
企業が主体のCIでは、まずコーポレートマークを考えるところから始まりますが「商品のパッケージに使用出来るデザインでなければ」「名刺やパッケージに入れて印象に残るデザインでなければ」といった意見が出てきたのです。
そこで、当初の予定を変更し、最初にパッケージのデザインを手掛け、それをコーポレートマークに採用しようという形になりました。
要するに、白鶴のマークはコーポレートマークではあるものの、大本を辿ればパッケージデザインとして採用されたデザインであったということです。
結果として、統一感があって収まりが良く、消費者にも一目で「白鶴」のブランドであると理解してもらえる結果となりました。
これこそが、ブランディングの発想であり、CIからブランディングへの転換が功を奏した良い例であると言えるでしょう。
上記の例でお分かりの通り、社章のような企業主体のものではなく、パッケージや広告といったお客様とのタッチポイントを最優先して考えることがブランディングです。
「企業」から「お客様」へ。少し視点を変えてみるだけで、大きな発想の転換が可能となり、ビジネスチャンスを掴むことが出来ます。
- 前のページへ:CIとブランディングは違うのか?
ブランディングデザインの発想は、ネーミングについて解説しています。
ブランディングデザインの発想Pick!:ブランディングデザイン会社:インターブランド
インターブランドは、1974年に設立されたブランディングデザイン会社です。 日本ではその時代、ブランディングという発想はまだなく、ブランドと言えばただ単なるロゴのことであるという程度の認識しかなされて・・・・